歴史×信頼PAST
建物管理事例

高層複合施設の"当たり前"を支える
保守管理の一元化
- 事例
- ミッドランドスクエア
名古屋駅直結の超高層複合施設「ミッドランドスクエア」の設備管理業務を担当しています。
ミッドランドスクエアは2006年9月に竣工し、地上47階・高さ247mを誇る中部地区最高層の建物です。高層棟にはオフィス、飲食店、屋外展望施設「スカイプロムナード」が、低層棟にはシネマコンプレックスや物販店、飲食店が入居しており、延床面積は約19万㎡に及びます。商業とオフィスが一体となった大規模複合施設は、当時としても先進的な存在であり、現在も名古屋のランドマークとして多くの来訪者を迎えています。
アサヒファシリティズでは、共用部を中心とした設備管理に加え、専有部を担当する体制も整備。電気・衛生・空調といった多岐にわたる設備を日々支えています。大型の商業施設ということで、空調機一つをとっても約400台が稼働するなど、管理の規模は膨大なものがあります。
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01. 課題
不具合報告・管理の煩雑化、
未解決案件の把握不足 -
02. 提案
不具合情報の一覧管理と
進捗・優先度の見える化 -
03. 解決
迅速な対応と計画的な修繕を可能にし、
管理品質の向上を実現

- 不具合管理の見える化による、迅速で的確な対応
- 竣工から約20年が経過したこともあり、どうしても設備の経年劣化に伴う不具合が増加傾向にあります。そこで課題となったのが、不具合報告の管理方法です。従来は案件ごとに個別の報告書を作成していましたが、件数が増えるにつれ、未解決案件の把握や優先順位付けが難しくなっていました。
アサヒファシリティズでは、不具合内容を一覧表で一元管理する方法を提案。さらに、進捗が停滞している案件や未解決案件を抽出し、「お客様への影響度」「緊急度」を明確にすることで、優先的に対応すべき事項が一目で分かる仕組みを構築しました。一覧表には見積提出日、発注日、完了日などを記載し、月1回の現地確認を通じて確実に更新。これらによって、不具合事項に対するお客様と当社双方の認識が合致するところとなり、計画的かつ漏れの無い対応が可能になりました。

- デジタル活用による管理業務の効率化と品質向上
- 不具合対応の完了報告についても、紙と押印による運用を見直し、Teamsを活用したデジタル報告へ移行しました。不具合報告書をデータで共有し、対応完了時にはチャット上で完了連絡を行うことで、承認プロセスを簡略化。これにより、未完了案件の件数は減少し、管理業務の効率化とスピード向上を実現しています。
こうした「見える化」と迅速な情報共有により、お客様は修繕や更新の優先順位を判断しやすくなり、計画的な設備投資やLCCを意識した意思決定が可能となりました。大規模施設であるがゆえに、修繕工事は夜間作業が中心となり、作業員の勤務管理や安全管理にも細心の注意が必要です。
「苦情がない状態こそが良い設備管理」という考えのもと、機械室など普段目に触れにくい場所も重点的に点検し、異常の早期発見と迅速な対応を心がけています。一方で経年に伴い、壁や扉などの「見える箇所」への配慮も強化。汚れや破損をいち早く報告、対応する体制を整えています。
あらゆる場所に目を配り、影響が出る前に提案・対応すること。その積み重ねが、ミッドランドスクエアの日常を支え、安心・安全で快適な空間の維持につながっています。